エルピーダメモリは,台湾Powerchip Semiconductor Corp.(PSC)との合弁企業である台湾Rexchip Electronics Corp.を連結子会社化すると発表した(発表資料)。PSCから,Rexchip Electronics社の株式を一部取得する。2008年11月27日に開催したエルピーダメモリの取締役会において決議したという。低迷するDRAM市場の中で,Rexchip Electronics社の経営の意思決定を迅速化し,スポット市場と大口市場それぞれの需給に応じて生産調整を図りやすくするため,子会社化を決めた。

 エルピーダメモリのRexchip Electronics社への出資比率は現時点で48.8%。これを52.0%まで引き上げる。株式取得の手続きは,2009年3月中に行う見通し。

 Rexchip Electronics社は,DRAMの受託生産を手掛ける企業。エルピーダメモリとPSCが2007年に設立した。