自動車メーカーが相次いで車線変更支援システムを導入している。これは、斜め後ろ方向をレーダや画像認識カメラによって監視し、車線変更時の追突などを防ぐシステムである。

 現在は、欧米メーカーが先行する形で採用を進めている。欧米メーカーは、2005年ごろから高級車を中心に実用化してきた。具体的にはドイツDaimler社、ドイツVolkswagen社、ドイツBMW社、英Jaguar社、スウェーデンVolvo社、米GM社などが実用化済みである。加えて、BMW社は2008年末に発売する新型「7シリーズ」でも車線変更支援システムを導入する予定である。

 一方、国内では2000年に三菱自動車が「プラウディア」で採用した後は導入が進まなかった。しかし、2008年にマツダが新型「アテンザ」で導入、さらに日産がレーダを使った車線変更時の追突防止システムを2010~2011年での実用化を目指して開発を進めていることを明らかにするなど、国内自動車メーカーによる実用化も進んできた。

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