地デジ受信機器の国内出荷台数の推移
地デジ受信機器の国内出荷台数の推移
[画像のクリックで拡大表示]

 電子情報技術産業協会(JEITA)は,2008年10月の地上デジタル放送(地デジ)受信機器の国内出荷台数が112万3000台だったと発表した(発表資料)。累計出荷台数は4216万2000台に達した。

 2008年10月の機器別の内訳を見ると,最も出荷台数が多いのはテレビ。対前年同月比2.2%増の69万5000台を出荷した。前年同月比で2割程度増加した2008年9月と比べて,出荷台数の伸び率は落ち込んでいる。このうち,液晶テレビは同2.7%増の60万4000台,PDPテレビは同0.7%減の9万台だった。カラー・テレビの出荷台数全体に占める地デジ対応機の割合は97.6%。種類別に見ると,液晶テレビの出荷台数全体に占める地デジ対応機の割合は98.7%,PDPテレビはほぼすべてが地デジ対応機だった。

 伸びが大きいのは地デジ用チューナーを内蔵するパソコンで,対前年同月比28.5%増の3万7000台を出荷した。単体チューナーも出荷台数を伸ばし,同8.4%増の1万4000台を出荷している。

 一方,地デジ用チューナー内蔵DVDレコーダーの出荷台数は13万4000台で,前年同月を43.2%も下回った。ただし,地デジ用チューナー内蔵次世代光ディスク・レコーダーの出荷台数は16万7000台で,これと地デジ用チューナー内蔵DVDレコーダーを合わせた出荷台数は,前年同月を上回っている。なお,次世代光ディスク・レコーダーとDVDレコーダーの合計出荷台数に占める地デジ対応機の割合は94.1%だった。

 ケーブルテレビ用セットトップ・ボックスの出荷台数も前年同月割れ。対前年同月比43.1%減の7万6000台を出荷した。

 なお,2008年9月のワンセグ対応携帯電話機の出荷台数は,対前年同月比90.9%増の142万4000台だった。累計出荷台数は4289万2000台に達している。