パナソニック電工は,LED照明事業の強化に向け,2009年春にLED照明器具の新製品を約300種類発売すると発表した(発表資料)。この新製品の発売によって,同社は2009年度にLED照明器具の品ぞろえを約700品種に拡充する。

 新製品は,住宅や店舗,施設,防災,屋外向けなど幅広い分野で展開する。住宅向けでは,家1軒の照明をすべてLED照明にできる品ぞろえ,住宅以外の分野ではあらゆる部位に対応できる品ぞろえになるという。

 パナソニック電工は,LED照明事業の売上高を2010年度に約150億円に伸ばしたい考え。この金額は現在の約2倍である。内訳は国内が約100億円,海外が約50億円。さらに,2012年度にはLED照明事業全体で300億円の売上高を目指す。LED事業の売上高全体に占める比率も,2012年度には現在の約5倍の10%に引き上げたいとしている。このため,LEDチップの調達コストの低減などによって,コスト競争力を強化するという。

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