米Dell Inc.の日本法人であるデルは,小型で低価格のノート・パソコン「Inspiron mini9」の価格を,2008年11月11日から同社のオンライン・ショップで最大1万5000円引き下げたと発表した。OSにLinuxの「Ubuntu 8.04」を搭載するベーシックパッケージの価格を1万5000円引き下げ3万4980円に,米Microsoft Corp.の「Windows XP Home Edition Service Pack 3」を搭載するプラチナパッケージの価格を1万5000円引き下げ,4万9980円に変更する。

 Inspiron mini9はいわゆる「ミニ・ノートPC」と呼ばれる低価格で小型のノート・パソコン。日本国内のミニ・ノートPCは,日本ヒューレット・パッカード(日本HP)が2008年10月に「HP 2133 Mini-Note PC(HP Mini)」の値下げを発表する(Tech-On!の関連記事)など,競争が激化している。

 Inspiron mini9は,ベーシックパッケージとプラチナパッケージのいずれも米Intel Corp.のマイクロプロセサ「Atom N270」を搭載。ディスプレイに1024×600画素の8.9型TFT液晶パネル,記録装置にSSDを採用する。無線LANに対応。

 ベーシックパッケージのSSD容量は4Gバイトで,メモリ容量は512Mバイト。プラチナパッケージのSSD容量は16Gバイト,メモリ容量は1Gバイトである。

 このほか,デルは「イー・モバイルにねんMAX付きプレミアムパッケージ」も販売する。イー・モバイルのデータ通信のプラン「にねんMAXプラン」に同時加入すると,Inspiron mini9の価格が100円になるというもの。同パッケージで販売する機種は,OSにWindows XP Home Edition Service Pack 3を採用。SSDの容量は8Gバイト,メモリ容量は1Gバイトである。