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「充電ケーブルだらけを解消」,複数機器を同時に非接触充電するシステムを米社が開発

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2008/11/12 20:12
蓬田 宏樹=日経エレクトロニクス
非接触充電モジュール(右が送電用で左が受電用)
非接触充電モジュール(右が送電用で左が受電用)
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複数の機器を同時に充電するシート
複数の機器を同時に充電するシート
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 米シリコンバレーのベンチャー企業であるMojo Mobility Inc.は,一枚のシートを使って複数の携帯機器を同時に充電する技術を開発,機器メーカーとの協業に向けた活動を開始した。

 電磁誘導を用いた非接触充電システムで,電力の送受に利用するコイル部分が薄型である点に特徴がある。携帯電話機のような薄型機器への埋め込みが可能なほか,マウスパッドのような薄いシート状の充電台を実現できる。システムは,送電側コイルと受電側コイルで構成する。同社は既に,複数の送電側コイルを埋め込んだシート状の充電台を試作済みだ。このシートでは,4台の携帯機器を同時に充電できるとしている。

携帯電話機やヘッドセットに

 Mojo Mobility社は,開発した技術を「NFP(Near Field Power)」と呼ぶ。現在の試作品では,2.5W〜4Wの電力を供給でき,携帯電話機やヘッドセット,携帯型音楽プレーヤーなどの充電が可能としている。送電時の効率は周辺回路を含めて70%以上を確保できるとする。「現在,家庭には多数の携帯機器があるため,部屋は充電ケーブルだらけになっている。我々の技術を使えば,機器それぞれに必要だった充電ケーブルを,一枚のシートに集約できる」(Mojo Mobility社 CEOのAfshin Partovi氏)。同社は関連技術に関して,15以上の特許を出願中という。

 同社はまずは非接触充電モジュールとして機器メーカーに供給することを目指すほか,Liイオン2次電池のパッケージに受電側コイルを組み込むことを部材メーカーなどに提案していく。将来的には制御回路の1チップ化や,機器のパワー・マネージメントICに非接触充電制御回路を組み込むことを想定する。このため,電源制御ICなどを手掛ける半導体メーカーとの協業も検討しているという。

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