市場調査会社の米iSuppli Corp.は,米Google, Inc.開発のプラットフォーム「Android」を初めて採用した携帯電話機「T-Mobile G1」を分解し,G1の部材コストを143.89米ドルと推定した。なお,同端末のユーザー向け販売価格は,2年契約を前提とした場合で179.99米ドルである。

 G1の部材のうち最も高価なのはベースバンドLSIだという。推定価格は28.49米ドルで,G1の部材費の20%近くを占める。iSuppli社が最近分解した他のスマートフォンと同様に,CPUコア「ARM11」と「ARM7」を併載している。

 次に高価なのはディスプレイで,推定19.67米ドル。3.2型TFT液晶パネルで画素数は480×320。タッチ・スクリーン技術を搭載した。3番目に高額なのはカメラ・モジュールで推定12.13米ドル。300万画素で,オート・フォーカス機能が付いている。