日立製作所と日立産機システムは,鉄心にアモルファス金属を用いたモータを試作した(発表資料)。ネオジム(Nd)やディスプロシウム(Dy)といったレア・アースを使った磁石(希土類磁石)を使わずに,モータの効率を高められるのが特徴である(図1,2)。エアコンなどに使われるような,出力150Wのモータを試作したところ,希土類磁石を使う同社従来品に比べて,効率が約81%から約86%と5ポイントほど向上したという。アモルファス金属を利用したモータは,幅広い分野での利用を想定している。例えば,産業機器や家電,自動車などの分野である。
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