米Strategy Analyticsが米国時間2008年11月7日に発表した調査結果によると,第3四半期の米国携帯電話市場で,韓国Samsungがシェア22.4%を獲得して初めて首位に立った。

 Strategy Analytics上級アナリストのBonny Joy氏は,Samsungがトップになった要因として,小売販売での存在感が増し,4大キャリア向けに魅力的なモデルを展開したことを挙げている。

 第3四半期における米国携帯電話市場の出荷総数は4740万台で,前年同期の4460万台に比べ6.2%増加した。「経済危機にもかかわらず,通信事業者による魅力的なバンドル・サービスや,ホリデー・シーズンに備えた積極的な在庫確保が出荷台数増加を後押しした」(Strategy AnalyticsディレクタのNeil Mawston氏)

 米メディアの報道(CNET News.com)によると,米Motorolaは約1ポイント差のシェアで2位に転落。それをわずかな差で韓国LG Electronicsが追っている。 

 カナダResearch In Motion(RIM)は,2四半期連続で2桁のシェアを確保した。ビジネス・ユーザーと消費者向けのバランスのとれた製品展開が高い需要につながった。

 米Appleは,「iPhone」販売の提携キャリアである米AT&Tが大幅に値下げしたために需要が高騰し,6位にランクインした。

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