図1 NTTドコモの2008年冬モデルは4シリーズ,22機種
図1 NTTドコモの2008年冬モデルは4シリーズ,22機種
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図2 「90Xi」と「70Xi」の2系統で展開してきた端末シリーズを一新
図2 「90Xi」と「70Xi」の2系統で展開してきた端末シリーズを一新
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図3 NTTドコモ代表取締役社長の山田 隆持氏
図3 NTTドコモ代表取締役社長の山田 隆持氏
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図4 「docomo STYLE series」は6機種。写真は左から「N-03A」と「P-02A」
図4 「docomo STYLE series」は6機種。写真は左から「N-03A」と「P-02A」
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図5 「docomo PRIME  series」は7機種。写真は左から「P-01A」,「L-01A」,「N-01A」,「SH-01A」
図5 「docomo PRIME series」は7機種。写真は左から「P-01A」,「L-01A」,「N-01A」,「SH-01A」
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図6 SH-01AとSH-03Aは800万画素CCDカメラを搭載する
図6 SH-01AとSH-03Aは800万画素CCDカメラを搭載する
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図7 P-01Aは,筐体の開閉機構にWオープンスタイルを採用するが,縦と横の開閉時でキーボードの表示や配列を変更できる
図7 P-01Aは,筐体の開閉機構にWオープンスタイルを採用するが,縦と横の開閉時でキーボードの表示や配列を変更できる
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図8 「docomo SMART series」の4機種
図8 「docomo SMART series」の4機種
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図9 「docomo PRO  series」。写真は左から「HT-01A」,「BlackBerry Bold」
図9 「docomo PRO series」。写真は左から「HT-01A」,「BlackBerry Bold」
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図10 「iコンシェル」の概要。「ひつじのしつじくん」などのキャラクターが情報を教えてくれる
図10 「iコンシェル」の概要。「ひつじのしつじくん」などのキャラクターが情報を教えてくれる
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 NTTドコモは,携帯電話機の2008年冬モデルとして22機種を発表した(図1, 発表資料 )。これまで搭載する機能に応じて「90Xi」と「70Xi」の2系統で展開してきた端末シリーズを一新し,「自分らしさやライフ・スタイルに合わせた4シリーズを展開していく」(図2,図3,同社代表取締役社長の山田 隆持氏)。展開するのは「docomo STYLE series」「docomo PRIME series」「docomo SMART series」「docomo PRO series」の4シリーズ。2008年11月19日以降,順次販売を開始する予定で,価格は4万~5万円台になるという。

 STYLE seriesのコンセプトは,「“自分らしい”がきっと見つかる。選べるファッショナブル・ケータイ」(図4)。さまざまなデザインやカラー・バリエーションを備えた「ファッション性の高いシリーズ」(NTTドコモ)だ。展開するのは6機種。防水機能を備えた「F-02A」(富士通製)や,520万画素のカメラを備えながら12.9mmの厚さを実現した「N-02A」(NEC製),スライド開閉方式を採用した「P-02A」や表示部を縦横両方に開閉できる「Wオープンスタイル」を採用した「P-03A」(共にパナソニック モバイルコミュニケーションズ製),8色のカラー・バリエーションを備えた「SH-02A」(シャープ製),パティシエであるピエール エルメ氏とコラボレーションした「N-03A」(NEC製)を発売する。

 PRIME seriesは,「フルに楽しむ。先取りする。次世代エンタテインメント・ケータイ」をうたうシリーズ(図5)。2008年冬モデルとして発売するのは7機種である。画素数が800×480(ワイドVGA)以上である液晶パネルや,タッチ・パネルやタッチ・センサを搭載するなど,高級機種であった90Xiシリーズの仕様を踏襲したシリーズであるといえる。液晶パネルにタッチ・パネルを搭載するのが,「F-01A」と「F-03A」(共に富士通製),「L-01A」(LG Electronics製),「N-01A」(NEC製)。タッチ・センサを搭載するのが,「SH-01A」と「SH-03A」(共にシャープ製)。なおこの2機種は,指紋認証機能や800万画素CCDカメラを搭載する(図6)。唯一,タッチ・パネルやタッチ・センサを搭載しない「P-01A」(パナソニック モバイルコミュニケーションズ製)は,P-03Aと同様,筐体の開閉機構にWオープンスタイルを採用するが,縦と横の開閉時でキーボードの表示や配列を変更できる(図7)。

 SMART seriesは,「ONもOFFもマネジメントする。大人のインテリジェント・ケータイ」という位置付けのシリーズだ(図8)。発売する4機種すべてが厚さ13mm以下という,端末の薄さをウリにする。厚さ12.8mmで防水機能を備えた「F-04A」(富士通製)や,スライド開閉方式で厚さ12.9mmの「N-04A」(NEC製),折りたたみ開閉方式で厚さ9.8mmの「P-04A」と「P-05A」(共にパナソニック モバイルコミュニケーションズ製)である。

 PRO seriesは,スマートフォンなど高級端末をラインアップする(図9)。コンセプトは,「先進テクノロジーを自在に操る。デジタル・マスター・ケータイ」である。発売するのは5機種。QWERTYキーを搭載するのが,「HT-01A」(台湾HTC Corp.製),「SH-04A」(シャープ製),「BlackBerry Bold」(カナダResearch In Motion社製),「Nokia E71」(フィンランドNokia Corp.製)の4機種。「HT-02A」(台湾HTC Corp.製)はQWERTYキーを搭載せず,タッチ・パネルでの操作となる。

 なお,今回発表された全22機種中,18機種がワンセグ視聴に対応し,このうち13機種と半数以上がワンセグ用アンテナを筐体に内蔵した。ホイップ式アンテナを搭載したのは, L-01A,N-01A,N-04A,P-02A,SH-04Aの5機種のみ。なお,NTTドコモが2008年5月に発表した「906i」シリーズでワンセグ・アンテナを内蔵した機種は,全8機種中「N906iμ」と「P906i」の2機種だった。

新サービス「iコンシェル」「iウィジェット」「iアプリオンライン」を開始

 NTTドコモは2008年冬モデルの発表に合わせて,「iコンシェル」「iウィジェット」「iアプリオンライン」の3種類のサービスを開始する。これらのサービスを使用することで,「~できるケータイから,~してくれるケータイになる」(NTTドコモの山田氏)という。

 iコンシェルは,「ケータイがまるで執事やコンシェルジュのように,ユーザーの生活をサポートする」(NTTドコモ)サービス(図10)。住んでいる地域の情報や個人のスケジュール,トルカ,電話帳などを,生活地域や趣味嗜好に合わせた情報を適切なタイミングで届けたり,携帯電話に保存するスケジュールを自動で最新情報に更新したり,電話帳にお店の営業時間などの情報を自動で追加する機能である。

 iウィジェットは,検索機能や株価情報など,利用頻度の高いコンテンツを最大8個まで「iウィジェット画面」に表示できる機能。iウィジェット画面へは,「iウィジェットボタン」を押すだけでアクセスできるとする。iアプリオンラインは,複数のユーザーがリアルタイムで通信できる「iアプリ」のサービス。電話帳と連動して,利用中のiアプリから相手を呼び出せる「iアプリコール」機能も併せて提供する。これらの機能を利用することで,対戦型ゲームなどを楽しむことができるという。

【動画】「STYLE」シリーズと「SMART」シリーズをビデオでご覧いただけます(制作=BPtv)

【動画】「PRIME」シリーズと「PRO」シリーズをビデオでご覧いただけます(制作=BPtv)

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