図1
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図2
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図3 931SHはスライド型の端末である。
図3 931SHはスライド型の端末である。
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図4
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図5 プリ・インストールするウイジェット
図5 プリ・インストールするウイジェット
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図6
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図7 Softbank Giftと呼ぶ,メール・アドレスは知っているけど住所までは知らない人宛てにプレゼントを送るサービスを,ソフトバンクギフト(本社・東京都)が提供する。ユーザーが専用Webサイトで商品を選んでメールを送り,受け取った人はそのメールに含まれたバーコードを,セブンイレブンなどで読み取ってもらうことで,プレゼントを受け取れるという仕組みだ。「義理チョコや,残業で頑張る同僚へのプレゼントにピッタリ」(孫氏)。ソフトバンクモバイルは,本サービスの普及に向けて,12月中に同社の全ユーザーにクリスマス・プレゼントを無償提供する。
図7 Softbank Giftと呼ぶ,メール・アドレスは知っているけど住所までは知らない人宛てにプレゼントを送るサービスを,ソフトバンクギフト(本社・東京都)が提供する。ユーザーが専用Webサイトで商品を選んでメールを送り,受け取った人はそのメールに含まれたバーコードを,セブンイレブンなどで読み取ってもらうことで,プレゼントを受け取れるという仕組みだ。「義理チョコや,残業で頑張る同僚へのプレゼントにピッタリ」(孫氏)。ソフトバンクモバイルは,本サービスの普及に向けて,12月中に同社の全ユーザーにクリスマス・プレゼントを無償提供する。
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図8
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図9
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 ソフトバンクモバイルは,2008年冬商戦に向けて16機種を発表した(図1,プレス・リリース)。このうち4機種がタッチパネルを採用している。それらの開発・製造元は,シャープと韓国Samsung Electronics Co., Ltd.,台湾HTC Corp.の3社である。

 ソフトバンクモバイル 代表取締役 社長の孫正義氏は,iPhoneでの体験を基に,タッチパネル機に大きな期待を寄せた。「iPhoneのおかげでパソコンの使用頻度が1/10に,インターネットの利用頻度が3倍になった。業務メールの処理やブラウジングをiPhoneで済ませられたからだ。マウスを介さない直感的な操作方法も良い。こうしたインターネットマシンとしての快適さを,今回の4機種でも提供したい」(孫氏)

 4機種の概要は次の通り(図2)。

「931SH」
・「世界最大級で解像度は最も高い」(ソフトバンクモバイル)液晶パネルを搭載した。3.8型のハーフXGA(1024×480画素)品である(図3)。輝度は一般的な携帯電話機より,やや明るい水準。筐体の幅は52mmで,液晶パネルの額縁部が狭い。
・いわゆるマルチタッチにも対応。
・ソフトバンクモバイルが今後,大半の機種で搭載する予定の「モバイルウィジェット」に,いち早く,今回の機種で唯一対応。ウイジェットとは,待ち受け画面上で天気やWebサイトの更新情報などを受け取れるソフトウエアを指す。
・このほか,ワンセグの映像を30フレーム/秒化したり,Wikipediaと連携した辞書機能を搭載したりするなど,ない機能を探すのが困難なほど機能が豊富。

「930SC」
・海外で販売中の「OMNIA」の日本版。
・Samsung社として「初めて本格的なマーケティングを実施する」(日本サムスン)。例えば宣伝には坂本龍一氏を起用する。
・8Gバイトのユーザー用フラッシュ・メモリを内蔵。
・手書き入力を用いたアニメーションを写真に付加できる。

「X04HT(Touch Diamond)」
・イーモバイルも取り扱っているが,ソフトバンクモバイル版は同社の電子メール・サービス「S! メール」や絵文字に対応。
・連文節変換の日本語入力ソフトウエアを内蔵。
・厚さ11.35mm

「X05HT(Touch Pro)」
・上記にQWERTYキーボードを追加したスライド型機
・厚さ18.05mm

 モバイルウィジェットの普及に向けてソフトバンクモバイルは,4社のコンテンツ企業と提携した。「ウイジェットは今後の携帯電話機を語る上でのキーワードになる。ほかの携帯電話事業者も同様な取り組みをしているが,当社ははるかに本格的。提携関係にある中国China Mobile社や英Vodafone社にも我々の仕組みを提供したい」(ソフトバンクモバイルの孫氏)という。

 提携したコンテンツ企業は,ディー・エヌ・エーとニワンゴ,ミクシィ,マイスペース,ヤフーである(図4)。このうちミクシィは,「10秒で日記が書ける」(同社 代表取締役社長 笠原健治氏)簡便なウイジェットを開発した。ソフトバンクモバイルは,提携企業のウイジェットを端末にプリ・インストールするほか,コンテンツ各社と協力して賞金総額1000万円のコンテストも実施する(図5)。

 タッチパネル機以外で目を引いた主な機種の概要は以下の通りである。

「930SH」
・800万画素のCCDと,カメラ専用の画像処理ICを搭載(詳細は続報する)

「830CA」
・カシオ計算機が初めてソフトバンクモバイルに供給する端末。「au端末の中で,握りやすく押しやすいカシオ製品は,いつも顧客満足度がNo.1。それが悔しくてウチにも供給してもらうよう部下に交渉してもらった」(孫氏,図6)
・「美撮りエンジン」と呼ぶ顔写真の加工機能を搭載。サンプル画像を見た限りでは,あまり不自然な印象を抱かなかった。オリジナルの画像に比べて,シミやソバカスが消し込まれ,目全体と黒目をわずかに大きくなり,黒目はコントラスト比が増して(光っている部分がより明るくなって)いた。
・イヤホン端子がない。充電などに使う端子をイヤホン端子としても使うという。この結果,筐体から線(切れ込み)が減ってデザイン性が高まった。
・筐体の開け閉め時に音がしない。「会議中でもこっそりメールを確認できます」(カシオ計算機の説明員)
・筐体は二色成形で,「化粧品のコンパクトのようになめらか」(前出の説明員)な形状。
・ライセンスの関係で外装に示さなければならない「QALCOMM 3G CDMA」という文字が,筐体を開いたときに隠れる位置に刻印されている。

「830SH」
・ソフトバンクモバイルの大ヒット機「PANTONE」シリーズの最新版。
・液晶パネルの色合いを改善

「N82」
・フィンランドNokia Corp.製
・Xe(キセノン)フラッシュを搭載

「E71」
・フィンランドNokia Corp.製
・QWERTYキーボードを搭載。最薄部の厚さは10mm

「C01SW」
・カナダSierra Wireless社製のHSDPAモデム(最大7.2Mビット/秒)。
・USBメモリを少し大きくした形状で,microSDカードを差し込めばUSBメモリとしても使える。
・料金プランは4567円/月(通信量が約39Mバイト以上は追加料金)から

 iPhoneに関する発表内容は別記事にて報じる。今回の発表会では,メール・アドレスだけでプレゼントを送れるサービスの発表(図7)や,1台が1298万円の「823SH Tiffany」が上戸彩さんと樋口可南子さんに贈呈された(図8~9)。

【動画】発表会のビデオ前編です(制作=BPtv)

【動画】発表会のビデオ後編です(制作=BPtv)

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