日立製作所は,自動車におけるステアリングの舵角に応じて制動力を制御する手法を開発し,効果を検証したと発表した。開発した制御手法を自動車に適用すれば,熟練した運転者の運転を誰でも簡単に実現できるという。適切な減速が実現できるため,半径20mのカーブにおいて,安全に走行できるカーブへの進入速度が50km/hから70km/hに高まるといった効果が得られたとする。同社はこの技術を,操舵や制動などを電気的な機構で実現するX-By-Wireに適用することを狙う。「5年後に実用化したい」(日立製作所)という。
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