日産自動車は,同社の自動車向け通信サービス「カーウイングス」を利用可能な三洋電機製の簡易型カーナビ(PND)を「CEATEC JAPAN 2008」に出展した。同社がカーウイングスを,純正カーナビなどを除いて他社に開放するのは「初めて」(日産自動車)である。今回の狙いとして同社は,「カーウイングスの会員数を増やすこと」を挙げた。会員数が増えればプローブ情報などが集まりやすくなる。加えて「会員数が増えなければ,サービスを提供する事業者数も増えず,カーウイングスの魅力も上がらない」(同社)という切迫した事情も垣間見えた。
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