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 Metadata Working Groupは,デジタル写真の検索や整理に向けてメタデータのガイドラインの第1版を発行したと「photokina」で発表した。同Groupは,米Adobe社,米Apple社,キヤノン,米Microsoft社,フィンランドNokia社,ソニーの6社が結成したもの。

 現在デジタル写真に使われているメタデータ規格としてはExifやIPTC-IIM,XMPがある。しかし,これらは「目的によってはしばしば内容が重複したり,互換性に欠けていたりしていた」(Metadata Working Group)。

 今回策定したガイドラインは,こうした問題を解決するもの。誰が撮影したのか,著作権の所有者は誰か,どこで撮影したのか,いつ撮影もしくは加工されたのか,といった情報を,静止画ファイルに格納できるようになる。

 本ガイドラインに関わるロイヤリティは無料。今後はデジタル・カメラでの撮影が一般的になった「動画ファイルにガイドラインを対応させたい。静止画ファイルと異なり,普及したメタデータ規格があまりないという課題はあるものの,ニーズは確実にあるからだ」(米Adobe Systems Inc. Pro Digital Imaging,Product Management,Vice PresidentのKevin Connor氏)。

 今回発行されたガイドラインは,ここからダウンロードできる。