米Googleと米General Electric(GE)は米国時間2008年9月17日,クリーン・エネルギーの推進に向けた取り組みを協力して進めていくことを明らかにした。GEが専門とする電気技術と,Googleが専門とするIT技術を生かして,政策面と技術面の両面から活動を進めるという。

 政策面では,新時代にふさわしい発電設備や送配電網の整備を目標として,米政府に向けた提言や働きかけを行う。再生可能エネルギーの大規模な利用が可能となるインフラを整え,電気の効率よい使用とCO2排出量の削減を目指す。

 技術面では,再生可能エネルギー技術の開発や,電気自動車の普及に向けた活動を進める。まずは,地熱発電の新技術「Enhanced Geothermal Systems(EGS)」や,家庭で充電できるプラグイン式の電気自動車に関する技術に力を入れる。

 Googleはこれまでも,環境保護に関連する取り組みや投資を行ってきた。地熱発電やプラグイン電気自動車の普及に関する投資も既に行っている(関連記事:Google.org,地熱発電の新技術開発に1000万ドル強を投資Google,プラグイン・ハイブリッドカー普及促進に1000万ドル超出資へ)。

[公式ブログの投稿記事]