昭和電工は,1枚当たりの記憶容量が120Gバイトと大きい1.89インチのハード・ディスクの量産を,2008年8月から開始したと発表した(発表資料)。この容量は,同社が量産する1.89インチのハード・ディスクとしては最大。携帯型音楽プレーヤーやHDTV映像対応のビデオ・カメラ,小型ノート・パソコンなどに搭載する小型のHDDに向ける。

 記憶容量が1枚当たり80Gバイトのハード・ディスクの磁気層に改良を加えることによって,120Gバイトの容量を実現した。記録方式は垂直磁気方式。

 同社が量産中のハード・ディスクの1枚当たりの記録容量は,2.5インチでは最大160Gバイト,3.5インチでは最大334Gバイトである。また,1枚当たりの記録容量が250Gバイトの2.5インチ・ハード・ディスクや500Gバイトの3.5インチ・ハード・ディスクも,量産準備中という。