Broadcom社がWirelessHDの主導企業に,ミリ波チップ市場に参入か
米Broadcom Corp.は,家庭のAV機器に向けたミリ波伝送仕様の推進団体「WirelessHD Consortium」の主導企業になったことを明らかにした(発表資料)。2008年8月29日からドイツのベルリンで開催される「IFA 2008」にあわせて発表した。
WirelessHDは,非圧縮HDTV動画をAV機器間で無線伝送するための規格で,60GHz帯のミリ波を利用して最大4Gビット/秒程度の無線データ通信が可能である。ソニーや松下電器産業,韓国Samsung Electronics Co.,Ltd.など機器メーカーが主導しており,半導体メーカーとしては米ベンチャー企業のSiBEAM,Inc.がプロモータ企業に名を連ねていた(その後,米Intel Corp.も主導企業になっている)。今回のBroadcom社の加盟により,Broadcom社もWirelessHD向けのミリ波帯用チップセット市場に参入する可能性が出てきた。このほかHDTV動画に向けたマルチメディア処理LSIの市場としても期待しているとみられる。
半導体を提供するメーカーが増えることで,機器メーカーにとっての選択肢が増える可能性もある。Wireless HDのPresident兼ChairmanであるJohn Marshall氏は,「Broadcom社の加盟により,Wireless HDの広範な普及や相互接続性拡大が期待できる」とのコメントを寄せている。
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