Executive Vice PresidentでMobility GroupのGeneral ManagerのDavid Perlmutter氏
Executive Vice PresidentでMobility GroupのGeneral ManagerのDavid Perlmutter氏
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ノート・パソコンとデスクトップのタイプ別出荷予測。Intel社による
ノート・パソコンとデスクトップのタイプ別出荷予測。Intel社による
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Calpellaプラットフォームを搭載した試作ボード
Calpellaプラットフォームを搭載した試作ボード
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 Intel Developer Forum 2008 Fall(IDF)初日の基調講演で最後に登場したのが,Intel Corp. Executive Vice PresidentでMobility GroupのGeneral ManagerのDavid Perlmutter氏だ。Intel社の予測として,「世界的に見てデスクトップ機とノート・パソコンの位置が変わる。主役はノート・パソコンの時代がやってきた」(Perlmutter氏)。具体的には出荷台数が,2009年に逆転するとの予測を示した。

 こうした状況でノート・パソコンの形態に変化が現れている。これまではA4判サイズの大型なものと,12.1インチ程度の液晶画面を備えた小型なものばかりだったが,「2008年にはいって,MID(mobile internet devices)やNetbookのような小型の機器が登場した。また今年は,クアッドコアのマイクロプロセサを搭載したハイエンドのノート・パソコンも出てくる。バリエーションが広がる」(Perlmutter氏)。

 今後の方向としては,次世代のプラットフォーム「Calpella」(開発コード名)を紹介した。Nehalemマイクロアーキテクチャを採用し,グラフィックス性能や管理性を高めるとしている。実際に稼働しているCalpellaのワーキング・サンプルも初めて公開した。

 また高速化のために,SSDの投入も表明した。1.8型HDDまたは2.5型HDDと同サイズで,入れ替えが可能になっている。80Gバイト品のサンプル出荷を始めた段階で,2008年内に160Gバイト品も製品化する計画である。