Volkswagen社が新型「Golf」の概要を発表、欧州では2008年10月に発売
ドイツVolkswagen社は、6代目となる新型「Golf」の概要を発表した。「Scirocco」で確立したデザインの方向性を踏襲したという。ドイツでは2008年10月に発売し、価格は1万6500ユーロ(275万円、1ユーロ=167円換算)から。ドイツでの発売を皮切りに、アフリカ、アジア、オーストラリア、北米でも順次発売する。英国では2009年1月に発売するという。
新型Golfでは、遮音フィルムを挟んだフロントウインドー、風切り音を低減する形状のドアミラー、回転音が小さいタイヤを採用し、ドアと窓枠のシール性を高めるなど、室内の静粛性を高めた。さらに、静粛性の高いTDIエンジンの採用や、エンジンから室内に音が伝わらないように遮音材も工夫したという。TDIエンジンにはバランサーシャフトを用いることで、振動も低減している。
パワートレーンは、欧州の次期排ガス規制「Euro 5」に適合する「TSI」および「TDI」エンジンに、6速手動変速機もしくはデュアルクラッチ変速機(DCT)の「DSG」を組み合わせる。ディーゼルエンジンは、最高出力の範囲が66kW(90PS)〜125kW(170PS)のTDIエンジンを用意する予定で、発売時には81kW(110PS)と103kW(140PS)の排気量2.0Lエンジン2種類を投入する。すべてのディーゼルエンジンにはDPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルタ)を備える。81kWエンジン車の燃費は22.2km/Lで、CO2排出量は119g/km。103kWエンジン車の燃費は20.4km/LでCO2排出量は129g/km。
ガソリンエンジンは、発売時には59kW(80PS)、75kW(102PS)、90kW(122PS)、118kW(160PS)の4種類を設定する。6速手動変速機と組み合わせた59kWエンジン車は、CO2排出量が149g/km、100km当たりの燃料消費量が6.4L(15.6km/L)で、従来のエントリーモデルと比べて0.6L少ないという。90kWエンジンと118kWエンジンの排気量は1.4L。90kWエンジン車のCO2排出量は144g/km、燃費は16.1km/L。トップエンジンとなる118kWエンジン車の燃費は15.9km/Lで、従来の110kW(150PS)の2.0L「FSI」エンジンと比べて、100km当たりの燃料消費量が1.6L少なくなった。
エントリーモデルを除くすべてのエンジンは、エンジントルクによって6速、もしくは7速のDSGと組み合わせる。新型Golfでは、トルクコンバータの自動変速機は設定しない。118kWのTSIエンジンと7速DSGを組み合わせたモデルの燃費は16.6km/Lで、CO2排出量は139g/km。燃費が12.0km/Lだった従来の2.0L・FSIエンジン(110kW)と6速自動変速機を組み合わせたモデルと比べて、燃費は28%向上している。
「Passat CC」やSciroccoに搭載している「Adaptive Chassis Control」をGolfとして初めて採用する。Adaptive Chassis Controlは、「Normal」「Comfort」「Sport」の三つのモードがあり、走行状況に応じて選択したモードにより、サスペンション、ステアリング、アクセルの応答性などの設定を変更する。そのほか、必要なときは停止するまでブレーキをかける車間距離制御システム「Automatic Distance Control」、駐車時にステアリングをアシストする「Park Steering Assistant」、むち打ち軽減システムを組み込んだヘッドレスト、後席シートベルトの検知センサ、運転席のニーエアバッグを含む七つのエアバッグを搭載する。
ボディサイズなど詳細はまだ公表されていない。












