NEC,顔認識技術を用いて性別や年齢に応じた広告を配信・表示し,効果を測定するシステムを開発
NEC(日本電気)は,ディスプレイの前に立った人の性別や年齢層などの属性を顔認識技術を用いて判別し,その属性に合わせた広告をディスプレイに配信するデジタル・サイネージ・システムを開発した(発表資料)。フジテレビジョンが2008年7月19日〜8月31日に東京の台場で開催するイベント「お台場冒険王ファイナル」で稼動させる。
具体的には,お台場冒険王のアトラクション「ゲゲゲの鬼太郎妖怪ツアーズ」内にある「NEC体験コーナー 目玉おやじの『おい鬼太郎!わしには見えるのじゃ』」に,「FeliCa」方式の非接触ICカードのリーダー/ライターとカメラを併設したディスプレイを設置する。
参加者はディスプレイの前に立って,FeliCa対応の携帯電話機をリーダー/ライターにかざす。システムはカメラの映像から,顔認識技術を用いてその人の性別と年齢層を識別する。ディスプレイには予め用意した15種類の広告の中から,性別と年齢層に合わせたものを表示する。同時に利用者の携帯電話機に,属性に合わせた電子クーポンを配信する。参加者がそのクーポンを使える店舗で商品を購入すると,抽選に参加できる特典が得られる。この一連の情報を分析することで,広告効果が測定できるとする(図)。
NECは今回のシステムを「デジタルサイネージソリューション」と呼ぶ。広告配信・表示システムと,広告価値測定システムを組み合わせた。地域や時間,ターゲット顧客の属性などの条件設定に応じた広告配信と,広告を見た人が関心を示したか,購買行動を促進したかといった広告効果の測定が可能だという。NECは今後,このシステムの販売を強化していくとしている。
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