• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

HOMEスキルアップマネジメント > 【今さら聞けない著作権問題】ダビング10はなぜ遅れたのか

【今さら聞けない著作権問題】ダビング10はなぜ遅れたのか

  • 今井 拓司=Tech-On!
  • 2008/07/08 10:00
  • 1/6ページ

 「ダビング10」の運用が,7月4日に始まりました。地上デジタル・テレビ(地デジ)放送の番組を録画する際などに使う,新しい著作権保護ルールです。従来の「コピーワンス」ではコンテンツを一回しか複製できなかったのに対し,一回の録画につき9回の複製と1回の移動(ムーブ)が可能です。

 もともとダビング10は,6月2日に実施する予定で準備が進んでいました。ところが実際は,当初の目標からおよそ一カ月遅れて始まった格好です。これだけ遅れた理由は,一見ダビング10とは関係なさそうな問題にあります。いわゆる「iPod課金」をめぐる議論が,ダビング10を実施する上で足かせになったのです。

iPod課金とは何ですか?

 「iPod課金」とは,内蔵したHDDやフラッシュ・メモリにデータを保存する,iPodなどの携帯型音楽プレーヤーを,私的録音録画補償金制度の対象にすることを指します。私的録音録画補償金制度とは,いちいち権利者の許可を得なくてもコンテンツをデジタル録音・録画できる代わりに,機器や媒体の価格に上乗せされた補償金を支払う制度です。その対象機器に,iPodなどを含めましょうというのが,「iPod課金」です(図1)。


図1 CDの音楽や地上アナログ・テレビ放送の番組を,特定の機器や媒体を使ってデジタル方式で録音・録画する場合は,著作権者に対価を支払うことが法律で決まっている。現在政令が指定する機器・媒体には,デジタル録音用として音楽用CD-R/RW,デジタル録画用として録画用DVD±R/RWなどがある。権利者側は,「iPod」やHDD内蔵レコーダーといった,フラッシュ・メモリやHDDを内蔵するAV機器などを,補償金制度の対象製品に追加するよう以前から要求している。 (画像のクリックで拡大)

おすすめ