HTC Nipponの代表取締役社長に就任したDavid Kou氏
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HTC社製スマートフォン・ユーザーという美容家のIKKO氏も登場した
HTC社製スマートフォン・ユーザーという美容家のIKKO氏も登場した
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 Windows Mobileを搭載したいわゆるスマートフォンを多数販売しているHTC Nipponが2008年7月3日に「HTC Nippon スマートフォン ショーケース」と題した記者会見を開催し,同年6月に日本法人代表取締役社長に就任したDavid Kou氏が2008年の方針を説明した。

 Kou氏は2004年に米国法人である米HTC America社を立ち上げ,当初2名しかいなかった同社を4年間で100名以上の企業に育て上げたという。説明会では2008年の方向として「日本市場の攻略は戦略的に重要。まだスマートフォン市場が大きく伸びる余地がある。携帯電話事業者との協力関係を強化するとともに,世界展開による規模を利用してラインナップを拡充していく」(Kou社長)と説明した。また2008年に重きを置くのはタッチ・センサを搭載した機器。「2007年6月に発売してから,11カ月で300万台を販売したTouchシリーズを拡充していく」(Kou社長)。具体的には2008年6月にNTTドコモが販売を開始した「HT1100」およびイー・モバイルが7月発売予定の「EMONSTER lite(S12HT)」に続き,製品を投入していく。HT1100とS12HTはいずれも,同社が「Touch Dual」と呼ぶもの。さらに「あくまでも新聞報道による」(Kou社長)としながらも,「Touch Diamond」を近く日本市場に投入するという報道内容を否定しなかった。また,Google Inc.などが開発している携帯電話機向けプラットフォーム「Android」についても,年内に製品を出すという新聞内容に触れ,この内容を否定しなかった。

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