日立金属、Dy量を減らせるネオジム系希土類焼結磁石の新製法を開発
日立金属は、Nd(ネオジム)系焼結磁石に加えるDy(ジスプロシウム)の量を減らせる磁石の製造方法を開発した。Nd磁石の耐熱性を向上させるためにDyなどの重希土類元素を使う必要がある。これらは産出量が限られ、資源的に非常に貴重な材料であるため、有効に活用する技術が待たれていた。2006年3月に最初の特許出願をしたのを皮切りに、以降、幅広い特許を複数件出願済みで、既に試作対応を開始した。
新製法は、蒸着/拡散技術を使うことにより、磁石内部でのDy濃度分布を制御できるようにし、磁石の高性能化を実現するもの。これにより、同じ成分比率を持った従来の同社のNd系焼結磁石と比較して、同等の残留磁束密度を維持しつつ、保磁力が320kA/m(4kOe)以上高まることを確認した。また、この技術により、従来と同等の保磁力を維持しつつ、残留磁束密度を40mT (400G)高めることもできる。
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