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HOMEスキルアップマネジメント > 「6月16日からの1週間は実に大変だった」,権利者会議が会見

「6月16日からの1週間は実に大変だった」,権利者会議が会見

  • 佐伯 真也=日経エレクトロニクス
  • 2008/06/25 17:55
  • 1/1ページ
実演家著作隣接権センターの椎名和夫氏
実演家著作隣接権センターの椎名和夫氏
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日本音楽著作権協会 常務理事の菅原瑞夫氏
日本音楽著作権協会 常務理事の菅原瑞夫氏
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 テレビ番組や映画,音楽などのコンテンツの著作権に関連する権利者団体が2008年6月24日に会見し,地デジ対応録画機など向けの新しい著作権保護ルール「ダビング10」の運用切り替え実施日決定までの経緯などを説明した。

 会見で,実演家著作隣接権センター(CPRA)の椎名和夫氏は「(2008年)6月16日からの1週間は実に大変だった」と振り返る。ダビング10の運用切り換え期日が確定した,総務省「デジタル・コンテンツの流通の促進等に関する検討委員会」(デジコン委,情報通信審議会の下部組織)の第40回会合について,「世間的には,経済産業大臣と文部科学大臣によるBlu-ray Discレコーダーの(私的録音録画補償金制度の課金対象機器への)指定の合意がきっかけで譲歩したと見られているが,そうではない。この問題がダビング10の解決にはならないことを明確にした上で,それとは別に期日の確定を提案した」と語った( Tech-On!の特設サイト )。

 ダビング10開始への前提条件とする権利者への対価の還元については,「文化庁の議論の今後が不透明」(椎名氏)としながらも,「デジコン委員会で補償金制度以外の対価の還元について議論するための道筋が付いた」(同氏)と今後への期待感を示した。

 一方電子情報技術産業協会(JEITA)に対しては,今後も徹底的に議論を重ねていく姿勢を見せる。2008年6月16日に,日本音楽著作権協会(JASRAC)や日本芸能実演家団体協議会,日本映画製作者連盟など28団体で構成する「デジタル私的録画問題に関する権利者会議」と,それに賛同する日本芸能実演家団体協議会加盟の61団体は連名で,JEITAに対して公開質問状を送付した。権利者側は2007年11月9日に公開質問状を送付しているが,「JEITAからはいまだに回答はない」(椎名氏)とする( Tech-On!の関連記事 )。

「ダビング10と補償金制度の2点に問題」とJASRACの菅原氏

 会見では,JASRAC常務理事の菅原瑞夫氏がメーカー側の対応に関して,ダビング10と補償金制度の2点に問題があると指摘した。ダビング10については,「コピーワンスの採用に権利者は関わっていない。ダビング10の議論は(光ディスクへのコピーや他の機器へムーブする際にデータが消えてしまうという)コピーワンスの不具合を解消するために議論が始まった。何が問題だったのかを冷静に見ていただきたい」と訴えた。

 補償金制度についてはデジタル機器の普及に伴い,「新たな機器が新たな補償金の対象になっていない」(菅原氏)とし,制度そのものが破綻しかけている現状を説明した。JEITAが主張するDRM(digital rights management)技術による著作権の管理については,ユーザー自身が「私的複製をするたびに課金が掛かるため面倒になる」(同氏)とし,DRM技術そのものの利便性に疑問を投げかけた。

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