イスラエルbTendo社は,超小型プロジェクター向けに,光学部品や光源などを組み込んだ光学モジュールを試作した。2008年6月16~17日まで米国ラスベガスで開催されているプロジェクター関連のシンポジウム「Projection Summit 2008」に併せて発表した。光源にはレーザを採用する。

 光学モジュールの体積は,「構成部品によるが5cm3以下にできる」(同社の技術者)と説明する。レーザ光の走査にはMEMSミラーを採用する。縦方向と横方向の走査にそれぞれ一つずつ,合計二つのミラーを使う。試作品の明るさは6.5lm程度で,出力できる映像の画素数は640×480画素のVGAである。今後は15lmまで明るくする考えだ。試作品の消費電力は明らかにしないが,1.5Wを目標に据える。