POCKETRAK CX
POCKETRAK CX
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背面に三脚にセットする穴が開いている
背面に三脚にセットする穴が開いている
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 ヤマハは2008年6月17日,リニアPCM録音が可能なデジタルICレコーダー「POCKETRAK CX」を発表した。出荷開始は2008年8月下旬。オープン価格で,想定市場価格は4万円前後。

 「ICレコーダーは市場はここにきて,活況を迎えている。会議やインタビューといったビジネス用途だけでなく,バンド練習や音楽教室などの音楽的なニーズが出てきているからだ。そこで実用性と音楽性を両立させて,本当に必要なものをまとめた」(PA・DMI事業部 MP推進部マーケティンググループ 課長代理の田中郁夫氏)。例えば2GバイトのmicroSDメモリーカードと三洋電機のNi水素二次電池である「Eneloop」を添付。付属のUSBケーブルでパソコンと接続すると充電できるようにするなど,「購入してすぐに使える」(田中氏)点を強調していた。

 ただし外観は三洋電機の「ICR-PS1000M」とほぼ同一で,同社のOEMであると見られる。ICR-PS1000Mとの違いは前述のmicroSDメモリーカードが付属するほか,パソコンで音楽を編集するDAW(digital audio workstation)ソフト「CuBase AI4」のPOCKETRAK CX専用版が付属する点。逆にICR-PS1000Mが備えていた指紋認証機能は除かれている。