独Sypro Optics GmbHは,開発を進める超小型プロジェクターの仕様を,2008年6月16~17日まで米国ラスベガスで開催されているプロジェクター関連のシンポジウム「Projection Summit 2008」で明らかにした。光源にはLEDを採用し,外形寸法は90mm×50mm×15mmである。今後は,プロジェクター機能を携帯機器に搭載することを目指すという。

 公開した仕様は以下の通りである。表示デバイスには,米Texas Instruments Inc.の「DLP(digital light processing)」を採用する。画素数は480×320画素のHVGAである。明るさは最小10lmで,平均12lmとする。映像の投射距離の範囲は0.4~3mで,1mの場合はA3サイズの映像を,0.5mの場合はA5サイズの映像を表示できる。消費出力は3W。容量が1200mAhの電池で60分の駆動が可能という。