森精機,航空機部品などの加工向けにMCの加工範囲を拡大
森精機製作所は,大型の立形マシニングセンタ「MV-1003L」の受注を開始した(図1)。従来機種「同1003B」と同じ高剛性構造を採用するとともに,X軸のストロークやテーブル作業面の幅を広げて加工範囲を拡大したもの。航空機部品などの難削材の加工に向く(図2)。価格は7054万円。
1003Lには,1003Bと同じく,コラムやベッドなどに厚肉の鋳物を採用することで,重切削加工にも対応できる剛性を持たせた。加えて,各軸のしゅう動面には摩擦抵抗が小さい素材を使用し,X/Y軸の送りにはエアと潤滑油により荷重を減らす半浮上方式を採用している。これらにより,位置決めと送りを高速・高精度にしている。
X軸のストロークを,従来の2400mmから3500mmに延長。テーブル作業面については,幅を2800mmから3900mmに広げた。これにより,従来に比べて長尺のワークを加工できる。ただし,テーブルの最大積載質量は,5000kgから4000kgと小さくなっている。トルクが1317 N・m(30分)の高出力仕様や,モータを組み込んだ高速仕様など4種類の主軸をそろえる。
機内には合計で13本のスパイラル式チップコンベヤを配置し,切粉を機外へ排出しやすくした。機外にはヒンジ式とスクレーパ式を組み合わせたドラムフィルタ付きのチップコンベヤを備えており,あらゆる材質や長さの切粉をチップバケットまでスムーズに搬送するという。
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