日亜化学工業によれば,韓国特許審判院は日亜化学工業と韓国Seoul Semiconductor Co,. Ltd.の意匠権をめぐる訴訟において,Seoul Semiconductor社の意匠権を無効とする審決を2008年5月22日に下したという(発表資料)。日亜化学工業が,2008年6月10日に明らかにしたもの。

 この訴訟は,日亜化学工業がSeoul Semiconductor社を相手取って2007年7月24日に提訴した。日亜化学工業は,「Seoul Semiconductor社の意匠権(登録第364186号)が,日亜化学工業が先に公開していた意匠(デザイン登録広報,第294490号の類似第2号)に類似しており,無効である」と主張していた。今回の韓国特許審判院の裁定は,日亜化学工業の主張を認めたものとなる。無効となったSeoul Semiconductor社の意匠権は,いわゆるサイドビュー型と呼ばれる発光ダイオードに関するものという。