パイオニアは2008年6月10日,同社が手掛けるPDPの高級モデルである「KURO」シリーズの第2弾として,60型のPDPモニタ「KRP-600M」を発表した(図1,ニュース・リリース)。「映像にこだわりを持つ“AVファン”に向けた製品」(同社 ホームエンタテインメントビジネスグループ 事業企画部 ディスプレイ企画部 部長の西尾正昭氏)と位置付ける。暗所コントラスト比を決定する黒表示の輝度は,KUROシリーズの第1弾モデルであるPDPテレビ「PDP-6010HD」と比べて約1/5に抑えたとする。地上デジタル放送用チューナーやスピーカーは内蔵しておらず,「ユーザーは自分好みの製品と組み合わせて使ってもらいたい」(西尾氏)という。加えて,厚さは最薄部が41mm,最厚部が64mmと薄い(図2)。壁掛けユニットを使用した場合の壁からの距離は89mmとなる。
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