写真1●台湾E-TEN Information Systemsのスマートフォン「DX900」
写真1●台湾E-TEN Information Systemsのスマートフォン「DX900」
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写真2●裏ブタを開けたところ。SIMスロットが二つあるのが分かる。
写真2●裏ブタを開けたところ。SIMスロットが二つあるのが分かる。
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 台湾E-TEN Information SystemsはSIMカードを2枚挿し可能なHSDPAに対応したスマートフォン「DX900」を台湾・台北市で開催中のCOMPUTEX Taipeiで展示している(写真1)。

 スロットには2G(GSM/EDGE),3.5G(HSDPA)用のSIMカードを挿せる(写真2)。ただし,3.5Gの機能は1枚分しかないため,2Gを2枚か,2Gと3.5Gをそれぞれ1枚ずつという組み合わせで使う。また,HSDPAでのデータ通信には対応しているものの,3G(W-CDMA)を使った通話機能はできないという(2Gでは通話が可能)。

 使い方は,1台の端末で2番号を利用というもの。日本でNTTドコモが提供している2in1と同じである。また,旅行に行った場合に,自国のSIMカードを挿している端末に,現地のプリペイドのSIMカードを挿して利用するという使い方もできる。

 OSとしてWindows Mobile 6.1を搭載。Bluetooth,無線LAN,GPSの機能を備える。出荷は2008年9月または10月ごろを予定している。販売地域は特に限定せず,ニーズがある地域に出荷する。価格は「OEM先次第で現時点ではいえない」(説明員)。

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