写真1●米Intelのブースに並ぶAtom搭載のNettop機
写真1●米Intelのブースに並ぶAtom搭載のNettop機
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写真2●ASUSTeK Computerの「Eee Box」
写真2●ASUSTeK Computerの「Eee Box」
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写真3●Intelがコンセプト・モデルとして展示した「Pot PC」
写真3●Intelがコンセプト・モデルとして展示した「Pot PC」
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写真4●ディスプレイ内蔵の壁掛け型Nettop
写真4●ディスプレイ内蔵の壁掛け型Nettop
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 台湾・台北市で開催中のCOMPUTEX TAIPEI 2008の米Intelブースでは,同社のAtomプロセッサを搭載したデスクトップ型のパソコンが一斉に展示されている(写真1)。「Nettop」と呼ばれる製品群である。

 既存のプロセッサよりも小型・省電力なAtomを採用することで、一般的なパソコンよりも小型なきょう体を持つ機種が、バリエーション豊富に並んでいる。既存のパソコンを小さくしたタイプの機種では,台湾ASUSTeK Computerの「Eee Box」(写真2)や台湾MicroStar International(MSI)の「Wind PC」が代表格。また、Intelがコンセプト・モデルとして出展している「Pot PC」は,丸みを帯びた円形のボディーで、ひときわ目を引いていた(写真3)。

 オフィスや家庭での利用だけでなく,商用を考慮した機種もあった。小型のディスプレイを内蔵した壁掛け型のモデルがそれ(写真4)。「例えばCDショップなどの店頭に設置し,バーコード・リーダーを付加することで,CDやDVDの試聴機として使える。商品のバーコードを読んで,サーバー上の対応するデータをダウンロードして試聴する、といったことが可能」(説明員)という。

 Nettopは「搭載するAtomそのものが低消費電力であることに加え,ファンレスを実現するなどして,さらに消費電力を抑えることが可能」(説明員)。各社は、環境にやさしいグリーンPCとしての意味合いも持つ製品群であることをアピールしていた。