55lm品
55lm品
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 台湾Hon Hai Precision Industry Co., Ltd.(鴻海)は,超小型プロジェクターを4機種公開した。いずれも光源にLEDを用いている。このうち55lm品は,2008年7月から量産出荷する。100lm品の量産出荷計画も決まっており,その開始時期は2008年第4四半期である。

 会場では25lm品と20lm品も展示していた。これらの本体は軽くて小さく,楽にワイシャツのポケットに入るほどである。ただし顧客はまだハッキリ決まっていない。なお同社は,これらのプロジェクターを直接消費者に販売しない。展示機はいずれも製造受託の基にするモノである。

 小型LEDプロジェクター市場がまだほとんどない一因には,装置価格が高いことがあるといわれている。Hgランプを用いたプロジェクターの価格と大きく変わらない。Hon Hai社は,この対策の詳細や展示機の想定実売価格を明かさなかった。ただし,「Texas Instruments社のDLPが部品コストを押し上げている課題はもちろん承知している。表示素子に液晶パネルを使うことを含め研究中」(Hon Hai社)という。

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55lm品を使ってWiiのゲームをプレイ中。会場が明るいので少し見づらい
55lm品を使ってWiiのゲームをプレイ中。会場が明るいので少し見づらい
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20lm品を使ってiPodの中の動画コンテンツを再生中。Hon Hai社は小型プロジェクタの今後の用途として,YouTubeにあるようなちょっとした動画を友達とさっと見ることなどを想定している。
20lm品を使ってiPodの中の動画コンテンツを再生中。Hon Hai社は小型プロジェクタの今後の用途として,YouTubeにあるようなちょっとした動画を友達とさっと見ることなどを想定している。
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25lm品
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