図1 日立製作所の「Woooケータイ W62H」。携帯電話機を通常の縦方向だけでなく横方向にも開閉できる「2WAYオープンスタイル」を導入する。メニュー画面には同社が手掛けるエアコンのキャラクターである「白くまくん」を表示できる
図1 日立製作所の「Woooケータイ W62H」。携帯電話機を通常の縦方向だけでなく横方向にも開閉できる「2WAYオープンスタイル」を導入する。メニュー画面には同社が手掛けるエアコンのキャラクターである「白くまくん」を表示できる
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図2  KDDIのWebサイトである「LISMO Video Store」から動画コンテンツを購入するデモ
図2  KDDIのWebサイトである「LISMO Video Store」から動画コンテンツを購入するデモ
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 KDDIが2008年夏モデルでキーワードに掲げる最後の一つが「Video」,つまり映像である。「映像を視聴するのに適した端末」(KDDI 取締役執行役員常務 コンシューマ事業統括の高橋誠氏)として,2.8型の有機ELパネルを搭載した日立製作所の「Woooケータイ W62H」を発表した。(そのほかの2008年夏モデルについてはTech-On!関連記事1Tech-On!関連記事2を参照)。

 W62Hは携帯電話機を通常の縦方向だけでなく横方向にも開閉できる「2WAYオープンスタイル」を導入する(図1)。横方向に開くことで,「動画コンテンツを大画面で楽しむことができる」(KDDI)とする。有機ELパネルは2007年冬モデルの「Woooケータイ W53H」と同様に,韓国Samsung SDI Co., Ltd.製。画素数は400×240(ワイドQVGA)である。

動画配信サービスを「LISMO Video」を開始

 KDDIは夏モデルの発表に合わせて,動画配信サービスである「LISMO Video」を2008年6月3日に開始する(ニュース・リリース)。このサービスにより,携帯電話機やパソコンで映画やドラマを視聴できる。同社のWebサイトである「LISMO Video Store」から,パソコン上で動画コンテンツを購入する(図2)。そのままパソコンで楽しめると同時に,携帯電話機に転送して視聴できる。

 携帯電話機で動画コンテンツを視聴する場合の画素数は320×240(QVGA),フレーム速度は30フレーム/秒である。映画やドラマなど約2000本の動画コンテンツを提供し,料金は0~525円になる予定。