米M:Metricsが実施したモバイル・インターネット利用に関する調査によると,米国携帯電話ユーザーのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)およびEC利用は英国人を2倍近く上回るという。米国人が携帯電話でSNSやECサイトにアクセスする時間は1カ月当たり平均4時間38分だったが,英国人は2時間30分だった。

 米国人の方が1カ月当たりのアクセス時間が長いことについて,定額プランが関係していると同社は指摘する。米国携帯電話ユーザーで無制限のデータ通信プランに加入している割合が10.9%あるのに対し,英国携帯電話ユーザーではわずか2.3%だった。

 3月に米国携帯電話ユーザーが最も閲覧したサイトは「Craigslist」で,閲覧時間は平均1時間39分だった。2位は「eBay」(平均閲覧時間1時間26分),3位は「MySpace」(同1時間25分),4位は「Facebook」(同1時間24分),5位は米Walt Disneyの「Go.com」(同1時間7分)だった。

 一方,英国携帯電話ユーザーが最も閲覧したのは「Facebook」で,閲覧時間は平均1時間45分。以下,携帯電話キャリア「3」のポータル・サイト(平均閲覧時間 1時間31分),「Sky TV」(同1時間15分),「Microsoft Live」(同1時間11分),「BBC」(同48分)と続く。

 ただし,アクセスごとの平均滞在時間を見ると,米国では「eBay」が29分で最も長く,「Craigslist」の22分を上回る。「MySpace」は16分,「Facebook」は14分,「Go.com」が18分だった。また英国では,「Facebook」(19分),「Microsoft Live」(15分),「Sky TV」(14分),「3」(10分),「BBC」(9分)の順となった。

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