ネットエイジアは,携帯電話機での動画の視聴に関する調査結果を発表した(発表資料)。携帯電話機によるインターネット調査を実施し,15~29歳の携帯電話機ユーザー500人から回答を得た。調査期間は2008年5月9~13日である。

 携帯電話機で動画をみる頻度をたずねたところ,「よく見る」と答えた人は19.0%,「時々見る」と答えた人は30.2%だった。男女別に頻度を見ると,「よく見る」と答えた男性は20.8%で,女性と比べてやや高い比率となっている。ただし,「まったく見ない」と答えた人は男性では28.4%,女性では22.0%で,男性の方が高い比率となった。

 加えて,携帯電話機で動画をみる頻度や時間の1年前との変化を聞いたところ,「増えた」と答えた人は全体の45.5%で半数弱を占めた。「変わらない」と答えた人は45.7%,「減った」と答えた人は8.8%だった。全体的には,増加傾向といえる。さらに,頻度や時間が「増えた」と答えた170人にその理由をたずねると,最も多い回答は「パケット定額制に加入したから」で68.2%だった。次いで多い回答は,「無料で見られるコンテンツが増えたから」の65.3%だった。

 携帯電話機で動画を見ることが多い時間帯を問う質問(複数回答)で最も多かった回答は,「午後11時~午前0時台」の50.5%だった。以下,「午後9時~10時台」の46.3%,「午前1時~5時台」の24.6%と続き,動画の視聴が活発な時間は午後9時以降から深夜であることがうかがえる。「午後6時~8時台」と答えた人は21.7%で,その他の時間帯は1ケタ台の回答となった。


(画像のクリックで拡大)

 動画コンテンツを視聴するWebサイトの種類を複数回答でたずねたところ,「投稿型動画サイト(YouTubeなど)」と答えた人が51.9%で最も多かった。「ポータル(Yahoo!やgooなど)が運営している動画サイト」と答えた人は38.5%で,以下,「テレビ局の動画サイト」の20.6%,「アニメの動画配信サイト」の15.8%,「アダルト専門サイト」の11.5%,「映画の動画配信サイト」の11.0%と続いた。

 具体的に気に入っているサイトを自由回答で聞いたところ,「YouTube」と答えた人が圧倒的に多かったという。

この記事を英語で読む