NTTドコモのグループ企業9社は,自宅のパソコンに保存してある動画や音楽,画像,文書ファイルなどのコンテンツを外出先から携帯電話などで視聴・閲覧できるサービス「ポケットU」を開始すると発表した(発表資料)。2008年6月6日にサービスを開始する。

 同サービスは,自宅のパソコンに専用のソフトウエア「ポケットUソフト」をインストールすることで利用可能になる。携帯電話機側の視聴・閲覧には,携帯電話機上のブラウザや動画提供サービス「iモーション」,PDFビューアを使う。自宅のパソコンとNTTドコモのネットワークの接続にはVPN(virtual private network)を用いて,第三者によるなりすまし利用を防ぐという。

ポケットUの利用イメージ
ポケットUの利用イメージ (画像のクリックで拡大)

 サービスに対応する端末は2008年5月22日時点で,「902i」シリーズ以降の端末,「703i」シリーズ以降の端末,「らくらくホン」シリーズ,「F1100」,2008年5月発売予定の「HT1100」,「定額データプラン」対応機器など。ただし,703iシリーズ以降の端末やらくらくホンの一部では利用できない機種もあるとする。また,サービスの利用には「パケ・ホーダイ」,「パケ・ホーダイフル」,「Biz・ホーダイ」,「定額データプラン HIGH-SPEED」,「定額データプラン 64K」のいずれかのパケット定額サービスへの加入が必要である。利用料は,税込みで月額525円。

 なお,NTTドコモは今後もソフトウエアのバージョンアップにより,機能の追加を図るとしている。その一つとして,ポケットUと連携可能なHDDレコーダーに保存してある動画を携帯電話機から視聴できるようにするサービスを2008年度第2四半期に開始する予定という。

携帯電話機などでの画面イメージ
携帯電話機などでの画面イメージ (画像のクリックで拡大)

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