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【決算】パイオニアは減収減益,PDPテレビの販売不振が影響

2008/05/13 20:56
佐伯 真也=日経エレクトロニクス
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図1 パイオニア 代表取締役社長の須藤民彦氏
図1 パイオニア 代表取締役社長の須藤民彦氏
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 パイオニアは,2007年度(2007年4月〜2008年3月)の連結決算を発表した。売上高は前年度比2.8%減の7744億7700万円,営業利益は同12.7%減の109億700万円と減収減益となった。純損失は179億9200万円である。前年の純損失は67億6100万円だったため,赤字幅は前年より100億円以上増えたことになる。PDPの生産設備などの減損232億9300万円を計上した影響や,繰延税金資産の評価に伴う税金費用の増加によるものとする。

 部門別での業績を見ると,カーエレクトロニクス部門はカーナビとカー・オーディオの販売がともに増加し,売上高は前年度比4.5%増の3739億円,営業利益は同18.6%増の262億円となった。カーナビについては,市販品の売り上げは前年並みとなったが,OEMが北米を中心に増加したとする。カー・オーディオの売り上げは,市販品が中南米で増加,北米で減少したが,OEMが国内や中国,北米で好調に推移した。2007年度のカーエレクトロニクス部門全体に占めるOEMの構成比は約39%となり,2006年度の約36%から3ポイント増加した。

 ホームエレクトロニクス部門では,売上高が前年度比8.8%減の3295億円,営業損失は前年度の158億円の赤字から赤字幅を増やし180億円の赤字となった。「PDPテレビの販売台数が北米や欧州を中心に減少した影響が大きい」(パイオニア 代表取締役社長の須藤民彦氏)とする。

 このほか,特許関連部門では光ディスクに関連する一部特許の期間が満了したため,売上高が前年度比57.1%減の20億円,営業利益は59.5%減の16億円となった。その他の部門では,FA機器や業務用AVシステムの売り上げが減少した影響により,売上高は同5.5%減の430億円,営業利益は93.4%減の16億円となった。

2008年度のPDP出荷台数は37万台に減少

 パイオニアは,2008年度の連結業績予想も発表した。通期では売上高が前年度比0.7%増の7800億円,営業利益が同35.8%減の70億円である。

 ホームエレクトロニクス部門の売上高は,前年度比9%減の3000億円,営業損失は赤字幅を縮小し150億円の赤字になると予想する。「パイオニア製のパネルを用いる最後の年になる」(パイオニアの須藤氏)というPDPテレビの出荷台数は37万台で,前年度と比べて10万台減少すると予測する。なお,ディスプレイ部門の事業構造の変革による損益改善は「2008年度の下期以降になる」(須藤氏)という(Tech-On!の関連記事 )。

 カーエレクトロニクス部門の売上高に関しては,国内向けの市販カーナビや中南米のカー・オーディオの売り上げの拡大により,前年度比9.7%増の4100億円を見込む。営業利益は,開発費が増加する影響もあり同23.7%減の200億円になると予想する。

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