富士通マイクロ,ARM1176コア搭載SoC開発者向けキットを発売
富士通マイクロエレクトロニクスは,英ARM Ltd.の「ARM1176JZF-S」/「ARM926EJ-S」/「ARM946E-S」を集積するSoCの開発者に向けて「ARM1176プロトタイピングキット」を2008年7月より販売する(ニュース・リリース)。富士通マイクロのASICやCOTのユーザーが今回の製品の販売先になる。
今回のキットには,ARM1176JZF-SなどのARMコア評価用LSIとFPGAを搭載する評価ボード,FPGAリファレンス設計およびサンプル・プログラムからなる。このキットを使うことで,チップの完成前にユーザーのロジック回路のデバグとデバイス・ドライバの開発が可能となり,SoC開発期間が短縮するという。
富士通マイクロは,これまでにもARM926EJ-SやARM946E-Sを搭載するSoC開発者向けに,同様のキットを提供してきた。今回,ARM1176JZF-S対応版を加えた。さらに今回の評価ボードでは,ARMコア評価用LSIとユーザー・ロジックを搭載するFPGAを接続する外部AXIバスの性能を,同社比で8倍から最大16倍に向上させた。これによって,実際のSoCに近い環境でユーザー・ロジック回路の検証が可能になったとする。
また,FPGAのリファレンス設計にはAMBAに準拠したダミー・モジュールが含まれるため,ユーザーは手持ちのモジュールと入れ替えるだけで,ARM1176JZF-S搭載SoCのプロトタイピング・デザインを容易に構築可能だという。なお,評価ボードは米Synplicity, Inc.製プロトタイピング・ボードの仕様「HapsTrak」コネクタを装備しており,FPGA領域を拡張できるという。
今回のキットは430万円(税込み)である。富士通マイクロは,このキットを2008年5月14日〜16日に東京ビッグサイトで開催の「第11回組込みシステム開発技術展」に出展する。












