タイムシフト視聴のボタンを配置
テレビ映像を表示しているウインドウの上側には、タイトルバーが付いている。一般のWindows用ソフトと似た画面レイアウトだが、右上に並ぶボタンが異なり、左から順に「最小化」「フルスクリーン」「待機モード」「閉じる」と4つのボタンが付いている(図9)。
「待機モード」を押すと、視聴ソフト本体が終了するものの、録画予約している番組の開始時間が来たときに自動的に録画を開始するよう、常駐ソフトを残した状態となる。この待機モードの状態であれば、パソコンをスタンバイや休止状態にしても、録画予約した時間に自動的に起動して録画してくれる。「閉じる」を押すと、視聴ソフト本体、録画予約用の常駐ソフトのいずれも終了する。
ツールバーではチャンネルの切り替えや音量の調節、録画などが可能。また、巻き戻しや早送りといったボタンが付いているが、これはStationTVが備える「タイムシフト」機能を使うためのものだ(図10)。
タイムシフト機能とは、現在放送中の番組を再生しながら、HDDに一時的な録画データ(キャッシュ)として蓄積していくもの。通常のテレビ番組の録画とは異なり、リアルタイムに放送されている番組の途中で一時停止したり、気になった場面まで巻き戻して見直したり、番組の冒頭から追いかけるように倍速再生したり、再び現在の放送場面にジャンプしたりといった操作ができる。ツールバーの「タイムシフト」ボタンを押すとタイムシフト機能がオンになる。同機能をオフにするには、ツールバーの「ライブ」をクリックする。
なお、データ放送視聴時のリモコン操作用ボタンなどは、ツールバーには存在しない。キーボードの[F5][F6][F7][F8]にそれぞれ青、赤、緑、黄のボタンが割り当てられているので、これと十字キー、[Enter]を用いて操作する。テレビ受像機やDVDレコーダーのような専用リモコンがあれば簡単に操作できるが、マウス主体で操作するパソコンユーザーにとっては若干不便かもしれない。ちなみに、アイ・オー・データ機器やバッファローの製品と同様、データ放送時に画面に表示されるアイコンなどを、マウスで直接クリックすることはできない。