圧縮率を高めるため、DT-H30/U2では専用の映像処理用のLSIを搭載している。バッファローは、カナダのビクシスシステムズ製のチップを使ったチューナーの開発を進めていることを、2007年末にビクシスが開催した記者会見上で明らかにしており、恐らく同型チップを採用したとみられる。MPEG -2を処理するLSIであり、動画のファイル形式を変換する「トランスコード機能」やビットレートの変換、解像度を変換する付加機能を備えている。

 圧縮率の設定は視聴/録画ソフトで行う。なんら手を加えないモード「DP」のほかに、解像度はそのままでビットレートを8Mビット/秒に落とした「HP」、解像度を最大720×480ドットに間引きした「SP」(6Mビット/秒にダウン)、「LP」(4Mビット/秒にダウン)の合計4モードが選択肢として用意されている。各モードの画質比較については、試作機のため詳細は述べないが、ノートパソコンであればLPモードでも十分鑑賞に堪えられるレベルだと感じた。

「Buffalo」と書かれたチップが映像処理用のLSI
「Buffalo」と書かれたチップが映像処理用のLSI (画像のクリックで拡大)
画質を4段階に変更できるのが特徴。設定は視聴/録画ソフトで行う
画質を4段階に変更できるのが特徴。設定は視聴/録画ソフトで行う (画像のクリックで拡大)

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