リモコンや携帯機器に適用可能,Sensor Platform社が空間認識に特化したシグナルIC用回路を設計
ファブレスの半導体設計ベンチャーである米Sensor Platform社は,汎用の加速度センサと地磁気センサを利用して空間を認識するアルゴリズムと,アナログ/ミックスド・シグナルICの回路を設計したことを明らかにした。リモコンなどに適用して新しい入力装置を実現したり,GPSが受信しにくい場所や室内でのナビゲーションを可能にしたりできる。このほか,HDDなどの振動抑制に適用することも可能という。製品出荷などの詳細については近々に発表するとしている。
現在,空間認識を使った入力装置としては,ゲームの操作やテレビ画面の操作ができる任天堂の「Wii」が代表的である。ただし,Wiiの場合はリモコンとは別にテレビの上に認識装置を置く必要がある。これに対して,Sensor Platform社の技術はリモコンに内蔵でき,リモコン一つで空間を認識できる。同社はリモコンへの適用を想定し,低消費電力化と低コスト化も考慮している,具体的には,安価な単3形乾電池(AA Battery)での駆動を可能にしたほか,組み合わせる加速度センサに汎用品を利用できるようにすることで,リモコン本体の製造コストを10米ドル以下に抑えられると見込んでいる。
一方,最近急速に市場が伸びている簡易型カーナビ(PND)をはじめ,携帯電話機などの携帯機器では,ナビゲーション機能での利用を想定している。PNDでは都市部などGPSが受信しにくい場所での自車位置精度を高められることから,需要は高いとみている。このほか,携帯電話機などに搭載し,大型施設や地下街などで歩行者をナビゲーションする用途への適用を目指している。


















