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寿命1.2万時間の電球形蛍光ランプが登場,東芝ライテックが2008年7月発売へ

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2008/04/02 17:36
大久保 聡=日経エレクトロニクス
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 東芝ライテックは,定格寿命を1.2万時間に延ばした電球形蛍光ランプ「ネオボールZリアルPRIDE」を開発した(発表資料)。同社従来品の定格寿命は1万時間であり今回1.2倍に長寿命化した。白熱電球と比べると,定格寿命は約12倍に相当する。発光色は電球色,昼白色,昼光色の3種類で,いずれも演色性の高い3波長形である。定格消費電力は10Wで,全光束は電球色品が810lm,昼白色品が780lm,昼光色品が730lm。2008年7月1日に発売する。価格はオープン。

 長寿命化するため,電極のコイルを太くして塗布するエミッタ量を増やした。さらに点灯時に生じるエミッタの飛散を防ぐために,コイルを最適化しているとする。大きなコイルを収めるので,蛍光管の直径を従来の8mmから今回は9mmに太くしている。蛍光管の直径を大きくしたことで,点灯時の電圧は安定化した。蛍光管の直径を大きくすると,一般に発光効率は落ちてしまう。それを補うために,らせん状にしている蛍光管の長さ(放電長)を従来の300mmから400mm伸ばした。こうすることで,従来品と同等の発光効率を確保した。

樹脂材料をカバーに採用,長い放電長の実現に道

 らせん状の蛍光管を,グローブに収納する方法も工夫した。グローブとは,らせん状蛍光管の全体を覆う乳白色のカバーである。従来は一体型のグローブを用いており,らせん状蛍光管をグローブの口金部分からグローブ内に収納していた。しかし,この方法では,口金部分の直径は決まっているため,従来の手法ではらせん状蛍光管の放電長を長くするには限界があった。放電長を長くすると,らせん状蛍光管全体が太くなり,口金部分からグローブ内に入れられないからである。

 今回は,グローブを一体化型とせずに上下に分け,らせん状蛍光管を下側グローブに収めた後に上側グローブを被せ,上下の接合面を溶着するようにした。この方法によって,より大きならせん状蛍光管を挿入できるようになり,放電長を伸ばしたらせん状蛍光管を使えるようになった。なお,グローブには樹脂材料を使う。従来品はガラス材料を用いていた。

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