日立製作所は,同社が保有するエルピーダメモリの株式の一部を売却した(発表資料)。2008年3月18日に売却したもので,エルピーダが同26日,公表した。売却したのは約150万株で,売却金額は約46億2000万円。これにより日立のエルピーダに対する議決権割合は2007年9月時点の11.03%から9.87%へ低下した。ただし,大株主順位は1位のまま変わらない。

 エルピーダは日立とNECの折半出資で設立(設立時の名称はNEC日立メモリ)したが,2005年9月に日立,NEC双方の持分法適用会社から外れた(Tech-On!関連記事)。エルピーダ株の売却を進めていることについて日立は「投資の回収時期にきているため」(広報)とする。なお,NECの持株比率も2007年9月時点で5.97%まで低下している。

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