NSK,車輪速センシング用磁気エンコーダにプラスチック採用,磁力が25%向上
日本精工は2008年3月19日,自動車のハブユニット軸受(タイヤホイールと車体に取り付ける部品を一体化した軸受)に搭載できる車輪速センシング用磁気エンコーダの磁石部分に,独自開発のプラスチック磁石を採用したと発表した。フェライトを規則的に配列することで,従来のゴム磁石に比べて磁力を25%向上させた。
自動車業界では「小型化」「軽量化」へのニーズがますます高まっている。同製品では,高磁力化により,磁気エンコーダの分解能を約10%上げて車輪速センシング精度を向上できるほか,エンコーダの検出径を約15%小さくでき,ハブユニット軸受の小型化を図れる。また,高磁力化は,エアギャップ(車輪速センサーと磁気エンコーダの間隔)の拡大につなげることもできる。これは,車輪速センサーの取付精度の緩和に貢献する。
同社は磁石部分の樹脂材料のほか,それらを接着する技術も独自に開発。これにより,極寒から酷暑までの幅広い温度や泥塩水にさらされる条件下でも使用できる。特にBRICs(ブラジル,ロシア,インド,中国)市場へ拡大を狙う自動車メーカーの使用に向く。
日本精工は同製品の開発でハブユニット軸受のラインナップを充実し,2013年度までに世界での売上高1200億円を目指す。
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