UWB対応チップの世界市場規模は2012年に950億円に,富士キメラ総研が予測
富士キメラ総研は,UWB(ultra wide band)対応チップの世界市場規模が,2012年に対2007年比190倍の950億円に達するとの予測を発表した(PDFの発表資料)。同社が実施したデジタル製品向け電子部品および材料の世界市場調査で明らかになった。
UWB対応チップの市場は,2006年時点では無に等しかったが,2007年に入って急速に立ち上がったとする。2007年の市場規模は5億円。UWB対応のノート・パソコンやハブ,ドングルなどをメーカーが相次いで投入したことが,市場規模を押し上げた。ただし,需要が本格的に伸びるためには「パソコンへの搭載が不可欠」と説明する。UWB対応チップは,早ければ2008年末頃に各メーカーのノート・パソコンの上位1〜2機種に搭載され,2009〜2010年にはほとんどのノート・パソコンに搭載される見込みという。その後,多機能プリンターやデジタル・ビデオ・カメラ, デジタル・カメラ,HDD,プロジェクターといったパソコンの周辺機器に採用が進むとみる。同社は,2008年のUWB対応チップの市場規模を90億円と予測している。
テレビ向けLEDバックライトの市場は2012年に2430億円
テレビ向けのLEDバックライトも大きく伸びるという。2007年のテレビ向けLEDバックライトの世界市場の規模は60億円。テレビ向けLEDバックライトは,2004年にソニーが46型液晶テレビに初めて搭載した。2006年には韓国Samsung Electronics Co., Ltd.がLEDバックライト搭載テレビを欧州向けに発売し,市場が本格的に立ち上がった。富士キメラ総研は,2008年のテレビ向けLEDバックライトの世界市場規模を対2007年比4.5倍の270億円,2012年を同40.5倍の2430億円と予測する。2009年にシャープが量産を予定する厚さ20mmの液晶テレビなどをきっかけとして,液晶テレビ・メーカーが上位機種を中心としてLEDバックライトを採用するとみる。2010年にはテレビ向けLEDバックライトの本格的な普及が始まると見込む。車載向けや照明向けで需要が増加し,LEDの単価が下がることが要因という。
ZigBeeの世界市場規模は2012年に860億円
2007年のZigBeeの世界市場規模は75億円だったが,2012年には対2007年比11.5倍の860億円に達する見通し。ZigBeeは現在,北米を中心にホーム・オートメーション用途で使用されている。一方,2.45GHz帯をZigBeeに割り当てている地域では,Bluetoothや無線LANとの干渉問題が存在したり,デバイスが大変に高価であるため,コスト吸収力のあるビル・オートメーションや工業,産業などの用途で使用されている。2007年には赤外線の代替として,ソニーの液晶テレビ「BRAVIA」のRFリモコンに採用された。今後はRFリモコンへの採用が拡大すると予想する。このほか,医療機器などへの用途も有望とする。













