仮想移動体通信事業者(MVNO)である日本通信は,現在無線設備を借りているNTTドコモに対して,日本通信がサービス全体の料金設計権を持つ相互接続の申し入れを行った(PDFの発表資料)。

  日本通信は2007年12月から,NTTドコモの第3世代携帯電話網を利用してデータ通信サービスなどを提供している。「iモード」を通さずに携帯電話機から企業内ネットワークに接続できる「ケータイPC化サービス」や,携帯電話機上のメール送受信と同等の操作でWebメールを送受信できる「コネクトメール」サービス(Tech-On!の関連記事)などである。

 現在,日本通信の顧客は,これらのサービス利用料として日本通信の通信・サービス利用料に加え,NTTドコモのパケット通信料を支払っている。しかし,日本通信は顧客に対してパケット通信料も含めたサービス全体の利用料を設定したい考え。顧客からの「パケット通信料を定額にして欲しい」,「サービス利用料の総額がいくらになるのか知りたい」といった要望も多いという。


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