カメラモジュール裏面 光ズーム/オートフォーカス用モータ 撮像素子 カメラ・モジュール カメラ・モジュール側面の基板 それぞれの写真をクリックすると,拡大版を表示します。

 SO905iCSを分解してまず目を引くのが,カメラ・モジュールの大きさである。カメラ・モジュールの外形寸法は約27mm×38mm×10mm。機種全体の外形寸法は113mm×50mm×24mmであり,外形寸法を単純に掛け合わせて体積比を取ると,カメラ・モジュールは全体の7.5%になる。

 F値は2.8~5.4,焦点距離は4.5mm~13.5mm。携帯電話機用のカメラとしては,対物レンズと撮像素子の間の距離が大きい。撮像素子はソニーが開発したCMOSセンサである。画素列ごとにA-D変換器を設ける「カラムA-D変換」方式を採用した。