PCのGPUを利用してOPC処理を高速化するEDA,米Gaudaが開発中
2006年創業のベンチャー企業である米Gauda, Inc.は,パソコンのGPU(graphical processing unit)を利用して高速処理を実現するEDAツールを開発中だと発表した(ニュース・リリース:PDF)。LSIのマスク・レイアウトのOPC(optical proximity correction)化処理や,OPC化ずみレイアウトの検証(OPV:optimal proximity verification)処理の高速化を狙う。
OPC化やOPV処理を高速化する手段としては,並列処理ハードウェアの利用が一般的である。例えば米Brion Technologies, Inc.,an ASML companyは同社専用の並列処理コンピュータ「Tachyon」を使う(Tech-On!関連記事1)。また,米Mentor Graphics Corp.は「Cell BE」を搭載した米Mercury Computer Systems, Inc.のコンピュータを利用している(同2)。
一方,今回のGaudaは,ゲーム用のGPUボードを搭載した通常のPCを複数台使って,OPC化やOPVを高速処理するという。米NVIDIA Corp.や米Advanced Micro Devices, Inc.などのGPUを活用する。「われわれのOPC/OPV用EDAツールは,専用コンピュータを使わないことを前提に開発した」(Gauda)。
Gaudaによれば,GPUボードを搭載した通常のPCを10台使う場合,45nm世代のチップ全体のOPC化処理やOPV処理が一晩で完了するという。なお同社は現在14件の特許を申請中である。
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