異なるWebサイト間でシングル・サインオン,OpenID普及団体が日本支部設立へ
シックス・アパート,日本ベリサイン,野村総合研究所はOpenIDの普及団体「OpenIDファウンデーション・ジャパン(仮称)」を設立する準備を始めたと発表した。米国の推進団体である米OpenID Foundationの日本支部として,2008年4月の設立を目指している。
OpenIDは2005年に米Six Apart,Ltd.が開発した,異なるWebサイト間で共通のユーザーIDを利用できるようにする技術。一つのIDなどを使ってユーザーを認証できるので,Webサイトごとに必要だったユーザー情報の登録やIDの取得をしなくて済むようになる。既に2億5000万のOpenID対応のIDが発行されているという。例えば米Yahoo! Inc.がOpenIDの発行元になるなど,大手にも浸透し始めている。
OpenIDファウンデーション・ジャパンは,日本におけるOpenIDの普及を目指すと同時に,日本で発生したOpenIDに対するニーズを米OpenID Foundationに対してフィードバックしていく。具体的にはOpenIDの仕様に関する技術情報の日本語化や,知的財産に関連する書類の日本語化,利用者向けガイドなどを公開する。また日本語のメーリング・リストなどを設置し,開発者のディスカッションの場を提供するという。
ただし現在のところ,大手企業はOpenID対応IDの発行元になるだけで,例えば他社が発行したIDをYahoo!のIDとして利用できる状況ではない。米Google Inc.も基本的に同様であり,ブログ・ツールの「Blogger」用のIDをOpenIDとして利用できるようにしている程度。コメント欄でOpenIDを利用したサインオンをできるようにするテストを実施している状況である。こうした大手企業のサービスが,他社発行のOpenIDを通じてシングル・サインオンができるようになるかどうかによって,OpenIDが普及するか否かが決まってくるだろう。












